c l e research





Creative Learning Environmentの研究について


90年代後半からアートプロジェクトに教育的な概念を取り入れる経験がきっかけとなって、その後、琉球大学教育学部美術教育にて創造性を育む学びの環境づくりについての研究がスタートした。



創造的なプロセスのキュレーションから始まる学びの環境づくり

私たちの研究は、すぐに結果を出すことやデータをとって現象を照らし合わせる作業とは少し違います。環境づくりのテーマに沿って研究の目標に明らかなゴールを設定するのではなく、実践の場になっている地域社会と対話しながら、方向性や適切さを確認した上で次の展開を決めていきます。



実践してみて、みえてきたこと








このような研究手法も数々の実践から学びえたものです。





2007年 銀天大学

琉球大学美術教育の出前授業として沖縄市銀天街や照屋地区で行われたプロジェクト型実習。まち歩き、地域調査、表現活動を結びつける場所や地域社会と対話しながら、まち中の展覧会やプロジェクト型実習を実践しました。

▪️自然に・で・からの写真
2009−2011 自然に・で・から

琉球大学美術教育と沖縄オルタナティブスクール、森のみんみんという那覇市の環境教育施設とのコラボレーションで行なった芸術・環境教育・理科を繋げる沖縄の環境に溶け込んでいるイマージョン教育の実践研究。プロジェクト・ベース・ラーニング(PBL)の概念も取り込んでいます。







2009-2014 おるた/Creative Learning Environment

CLE(創造的学ぶ環境)という概念を明らかにした沖縄オルタナティブスクールで行った実践研究。沖縄の様々な場所で行うプロジェクト型実習モデルを報告書でまとめました。




対話・考察・実践・振り返りを繰り返す




これらの経験から、学びの多様な場面をまとめるものとして学びのサイクルがあることがわかりました。創造的な環境で育む学びは、総合的な経験が次々と発生し、いつも同じスタート地点に戻るのではなく、螺旋のように学びによって人間の意識やアイデンティティを再構築する経験となります。学びの多面性につながる研究方法を本研究で実践していくのは、一つのチャレンジでもあります。

Titus Lab
琉球大学教育学部美術教育
titusspree.com
AIO
Art Initiative Okinawa
artinokinawa.com
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本研究は琉球大学 SDGs 社会課題解決研究プロジェクト経費の助成を受けたものです